生活費を節約したいけれど、無理に食費や光熱費を削って
生活の質が落ちてしまうのは考えものですよね。
「そもそも何から初めていいのかわからない。」などと悩まれていませんか?
本記事では節約に必要な基本的な考え方から
実践的な内容までをコンパクトにまとめました。
不要な出費をカットして、浮いたお金は貯金や運用などに回し、
お金に余裕を持つことで生活の質を上げられるよう節約に取り組みましょう!
節約をするための基本的な考え方と方法
節約をしたいけどできない場合、自身や家庭内の考え方を変える必要があります。節約は何も家計が苦しい人だけが取り組むものではありません。節約をすることをネガティブに捉えている場合、まずはそうではないことを認識することから始めるべきです。
貯金をきちんとできている人の共通点、それは「お金を無駄に使わない」を徹底していることです。時間の使い方とお金の使い方のバランス感覚が良いので、無駄な支出があまりありません。
反対にお金の残らない人は「無計画」「衝動買い」「家計を管理していない」の3つの要素を併せ持っています。目の前の欲に忠実で、後から「使い過ぎてしまった…」と考えるタイプであれば特に要注意でしょう。
豊かな人々がどのようにお金と向き合っているか、それは節約をポジティブに捉え「本当に必要なものにお金を使う」という優先順位が明確にあります。さらにしっかりと家計を管理しているため、お金の収支をしっかり把握しているのです。
ですから節約ができていない方は節約をポジティブなものだと捉えて、以下の考え方を取り入れてみてください。
- ● 年間、月間、週間のお金を使っていく目標や計画をあらかじめ立てることに時間を使う(「無計画」の解決)
- ● 今、目の前で欲しいと思ったものをすぐに買うのではなく、時間を置いてから買うようにする(「衝動買い」の解決)
- ● 家計簿アプリやExcelなどで家計数値を視覚的に分かりやすく管理する(「家計を管理していない」の解決)
何もしてこなかった方にとっては、最初は少しハードルが高いかもしれません。しかしこれらは確実にポジティブな心の余裕とお金をもたらすことに繋がるので、今この瞬間から取り組むべきでしょう。ペースが掴めれば習慣化できるため、習慣化することを目標に頑張ってみてはいかがでしょうか。
上手に節約するには…?
節約をおこなう上での基本的な考え方を実践するときも、なるべく効率的に事を運ぶべきでしょう。ただ何から始めていいか分からないが故に、中途半端に細かい節約方法を試すと三日坊主になってしまうかもしれません。そこで一般的にデメリットが見当たらない節約のためのアクションを4つピックアップ!まずはこの4つから始めてみましょう。
節約の目標を明確にする
自分が何のために節約するのか、目標を明確にして取り組みましょう。
この際、金額だけではなく「旅行に行く」「大きなテレビを買う」のような目標でも構いません。モチベーションを保つために士気を上げるのは、他の誰でもない自分自身です。
ゴールが見えていればそこに向かって頑張る活力が湧いてきますから、目標を紙に書いて壁に貼っておくのも効果的でしょう。
現在の支出状況や消費傾向をしっかりと把握し記録する
まずは1ヶ月、1週間、1日単位で自身がどのくらいお金を使っているのかを記録していきます。家計管理アプリを用いるのも良し、Excelで管理するのも良し、はたまた紙に書いても良いでしょう。一番ストレスなく記録できる方法を見つけてください。おすすめは肌身離さず持つことが多いスマートフォンでの一元管理です。アプリを用いて消費行動を可視化することで、いつでも記録を見ることができるからです。レシートはかさむので、写真に残すなど管理できるアプリなどを用いるとよいでしょう。
固定費を見直す
生活費の大半を占める固定費はカットできる余地があるかもしれません。固定費に挙げられる具体的な項目は以下のようなものがあります。
- ● 家賃、住宅ローン、固定資産税、火災保険
- ● 電気、水道、ガス
- ● インターネット回線、Wi-Fi、携帯電話
- ● 死亡保険、医療保険、積立保険
- ● 自動車保険、税金、月極駐車場
- ● サブスクリプションの動画配信サービス、スポーツジム
水道光熱費は電力会社・水道会社・ガス会社、通信費は料金プランや格安SIMなどの切り替えを見直すことによって、かなりの節約になるケースがあります。目標額の貯金のために、こういった固定費の見直しを検討していきましょう。
自炊主体の食生活にする
自炊は一定の時間を要するので、「面倒臭い」「手間だ」と感じてしまうかもしれませんが、食費をカットする上では非常に重要な習慣です。自炊の基本は安くて栄養価の高い食材の把握。季節ごとに価格が変わる野菜や魚ではなく、年中安く手に入る食材を知っておきましょう。卵、豆腐、 納豆、鶏胸肉、じゃがいも、もやし、豆苗、キノコ類全般、胚芽押麦などは健康的かつ経済的な食品ですね。
まずは、以下のようなことを意識するだけで食費をカットできることでしょう。
- ● 自炊のハードルを上げない、最初は簡単な料理をする
- ● 外食の「好きな時に好きなものを食べられる」習慣を脱し、献立作りを楽しむ
- ● 一度にまとめて買うことで衝動買いを防ぎ節約効果を上げる
- ● 休日などにまとめて作り置きをして平日に消化する
特に食習慣などを変えることはとても難しいので、小さなところから徐々に意識していきましょう。大きく全てを変えたり、我慢をし過ぎると長続きしませんので、適度におこなうことが大切です。