この記事では、在宅で稼げる仕事15選を紹介。仕事内容別に未経験者向けから中級、上級者向けまで紹介するため、在宅ワークをしたい方は参考にしてください。
在宅で稼げる仕事には、以下のようなものがあります。
在宅ワークといっても、未経験者でもすぐに始められるものから、専門的な知識やスキルを活かせるものまでジャンルは多種多様です。
在宅で稼げる仕事の分類基準
在宅ワークを「未経験者向け」「専門スキルが必要な中級向け」「高度なビジネススキルが必要な上級向け」の3つに分けてご紹介します。
専門性やビジネススキルが必要となる仕事ほど、高い報酬が得られる傾向にあります。
たとえば「未経験者向け」に分類しているものは、現実的には副業程度の月収しか見込みづらいのも事実です。一方で中級以上のものであれば、専業の道も段々と開けていきます。
【未経験者向け】簡単に始めやすい在宅で稼げる仕事5選(目安月収:~5万円)
では早速、在宅で稼げる仕事の内訳や目安月収などを1つ1つご紹介していきます。まず特にスキルや知識を必要とせず、未経験者でも始めやすい在宅で稼げる仕事を5つ紹介します。副業としても始めやすいジャンルです。
なお目安月収は、それらの業務をクラウドソーシングやスキルシェアサービスなどで受注した場合の単価をベースに算出しています。
アンケートモニター
未経験者でも始めやすいのが「アンケートモニター」。
ポイントサイトやアンケートサイトなど、オンライン上でアンケートに回答することで報酬が得られます。一般的にはポイントという形で報酬が付与され、貯まったポイントを現金や商品などに交換します。
特別なスキルは不要で、スマホがあれば時間を選ばず作業できるのがメリット。ただし、1件あたりの報酬は数円~数百円とそれほど高くないため、複数をこなしたとしても平均月収の目安は1,000円~5,000円程度です。
フリマアプリ(不用品販売)
中古や自宅に眠っている不用品を気軽に出品して稼げるのが「フリマアプリ」。
代表的なのが「メルカリ」や「ラクマ」などのフリマアプリ。基本的に登録無料で、スマホで写真を撮って商品情報を登録するだけなので、初心者でも簡単に出品できます。不用品を売るため「在庫を抱えるリスクが少ない」「簡単」という点がメリットです。
しかし、いつ売れるかどうか分からず、安定した収入が得られるとは限らないという点がデメリット。また、メルカリの場合は売上金の10%が手数料として差し引かれます。出品商品によりますが、月収の目安としては数千円~数万円程度です。
ネットショップの出品作業代行
「ネットショップの出品作業代行」とは、ネットショップの運営者に代わって、必要な商品リストの作成や出品作業を代行する仕事です。
具体的には、商品名や価格、説明文などをECサイト上で入力したり、商品の撮影をしたりして、出品作業を行います。多くの場合、マニュアルがあるため初心者でも始めやすい仕事です。継続することで単価があがる可能性がありますが、パソコンのスキルが低いと採用される確率が低くなってしまうのがデメリット。
単価の目安は1件あたり150円程度のため、月に数万円を稼ぎたい場合は多くの件数をこなす必要があります。
文字起こし
「文字起こし」とは、主に音声データを文字(テキスト)に変換する仕事です。
主に、クラウドソーシングサイトなどで募集されています。具体的には、インタビュー音声や会議、講演会などの音声データを文字に変換し、テキストで提出する仕事。近年では、YouTube動画の文字起こしも増えています。報酬の目安として、60分あたり約5,000円と比較的単価が高いのがメリットです。経験を積むほどタイピングスキルが上がって多くの仕事をこなせるようになるため、報酬も上がりやすいでしょう。
ただし、文章をそのまま文字に起こすのではなく、読みやすく整えたり正しい日本語に変換するスキルが必要です。また、基本的にはパソコンを持っていることが必須条件となります。
テレアポ、コールセンター
「テレアポ、コールセンター」は、顧客からの電話に対応したり、電話をかけて商品説明をしたりする仕事です。
基本的には「かかってきた顧客への対応」と「リストに電話をかけて商品説明やアポイントメントをとる仕事」の2つの仕事に分かれています。
求人サイトやクラウドソーシングサイト上で募集されており、マニュアルや研修があるため未経験でも始めやすくなっています。時給は1,200円~1,5000円程度と、一般的なアルバイトとそれほど変わらない点がメリットです。
しかし、勤務時間が決まっていることがほとんどです。また、クレームに対応しなければいけないこともあり、精神的な負担がかかる可能性がある点はデメリットになります。
【中級】専門スキルが必要な在宅で稼げる仕事5選(目安月収:10万円~)
ここからは、趣味や特技などを活かせるなど専門スキルが必要な仕事を5つ紹介します。
イラスト、写真の販売
自分で描いたオリジナルのイラストや写真をオンライン上で販売して稼ぐこともできます。
イラストの場合、「ココナラ」や「SKIMA(スキマ)」といったサイトに登録することで、販売が可能。写真の場合は、ストックフォトサービスなどのプラットフォームに登録することで、販売が可能です。ダウンロードされた枚数に対し、報酬が支払われる仕組みです。
イラストや写真撮影などの趣味を仕事にしたい人におすすめです。イラストなどの場合は、ファンがつけば高収入を得られる可能性があります。しかし、必ず売れるとは限らず、売れるまでは報酬がゼロになる可能性も。
報酬の目安は、写真の場合は1枚あたり数十円~数百円。イラストの場合は、ダウンロードだと1枚あたり数十円~数百円程度ですが、依頼を受けて描く場合は数千円~数万円を得られるケースもあります。
ハンドメイド
オリジナルの作品をハンドメイドマーケットなどのアプリで販売して稼ぐこともできます。
ハンドメイドマーケットには、「minne(ミンネ)」や「Creema(クリーマ)」などのアプリがあり、手芸作品やアクセサリーなど様々なハンドメイド品の販売が可能。出品は無料で、売上金から販売手数料として10%~10.56%を引いた額が報酬となります。
自分のオリジナルのショップを持てる点や趣味を仕事にできる点がメリットです。また、有名作家になれる可能性もあります。
報酬の目安は販売する商品によって異なりますが、ライバルが多いため必ず安定した収入が得られるわけではありません。認知を高めるためにSNSで宣伝するなど、ハンドメイド以外の作業が必要になることもあります。
動画編集
「動画編集」の仕事は、音声テロップを入れるものから、企業商品のPR動画作成まで内容は様々です。
「動画編集」といっても、仕事内容は幅広く、YouTube動画やSNSのショートムービー作成代行から、結婚式ムービーなど様々な依頼があります。無料で使える動画編集ソフトを使うことも可能です。
近年、動画コンテンツ市場は拡大傾向にあるため、将来的にも安定して稼げる可能性があるのがメリットです。数をこなしていくうちにスキルアップできますが、単価が高い案件ではより高度な技術が求められる可能性があります。
報酬の目安は、YouTube動画の編集が1本3,000~5,000円程度、企業の商品PR動画編集が1本数十万円程度です。
Webライティング
リサーチをしながら、Webサイトに掲載する記事を執筆するのが「Webライター」です。
Webライターの仕事は、主にWebサイトやブログに掲載する記事の執筆ですが、執筆するうえで構成を考えたりリサーチするのも仕事のひとつ。ジャンルは、専門性の高いものから、口コミ作成など簡単なものまで多岐にわたります。
クラウドソーシングサイトなどで募集されており、パソコンがあれば誰でも始められるのがメリットです。実績を積むほど受注が入りやすくなり、単価も上がる傾向にあります。しかし、実績が少ないうちは単価が低いのがデメリット。また、正しい日本語力や文章力が求められます。
報酬の目安は1文字あたり0.5~5円程度です。
SNS運用代行
「SNS運用代行」とは、SNS戦略をもとに個人や企業のSNSの運用を代行することです。
SNS運用代行では、個人や企業のSNSの運用を代わり行いますが、その目的はSNS戦略をもとにフォロワーを集めたり、エンゲージメントを高めること。そのため、マーケティングスキルや新しいトレンドにすぐに反応できるスキルが必要です。これらのスキルを持っている場合は、SNS運用代行で活かすことができます。
どこまで代行するかによって異なりますが、コンテンツの作成や投稿だけの場合の報酬は月数万円~10万円です。SNS戦略基づいた投稿やコメント返信、レポートの作成などを含める場合は月に20~30万円稼げる可能性もありますが、専門的な知識が求められます。
【上級】高度なビジネススキルが必要な在宅で稼げる仕事5選(目安月収:20万~)
ここからは、高度なビジネススキルを活かして在宅にいながら高収入を得られる仕事を5つ紹介します。
マーケター
「マーケター」の仕事は、商品やサービスを売るために戦略を練り、実践と改善を繰り返しながら成果を出すことです。
「マーケター」と一言で言っても、WebマーケターやSEOマーケター、SNSマーケターなどありますが、いずれもマーケティング戦略を練って企業の利益につなげるのが役割。たとえば、SEO対策によってサイトの検索結果を上位表示させたり、費用対効果を高めるインターネット広告の作成などの仕事があります。
専門的な知識が必要なため誰でもできる仕事ではありませんが、実績があれば在宅でも高い報酬を得られるのがメリット。月収の目安としては25~40万円です。
プログラマー
在宅ワークの中でも高収入を得られる職業のひとつが「プログラマー」です。
コンピューターを動かすプログラミング言語を用いて、システムやアプリケーションを開発する仕事です。企業に属しながら在宅ワークをすることも可能ですが、独立してフリーランスで仕事を請け負うこともできます。
月収の目安は30~35万円程度ですが、実績を積めばさらに稼ぐことも可能です。プログラマー市場は人手不足のためスキルがあれば受注が入りやすいですが、トラブルなどの対処や即戦力が求められる仕事です。
CADオペレーター
「CADオペレーター」は、主に製造や建築など「ものづくり」の現場で活躍している専門職です。
製図をつくるCADソフトを使用して、図面の作成や修正を行います。専門的な技術が必要なため、スキルがあれば在宅でも仕事を受注して稼ぐことが可能です。ただし、複雑な案件や高収入な案件になるほど、求められるスキルは高くなります。
報酬の目安は、1件あたり数万円、時給に換算すると1,500~1,800円程度です。複数の案件をこなせば、月に20万円以上稼ぐことも可能です。
オンラインアシスタント
「オンラインアシスタント」の仕事は、主にバッグオフィス業務です。
オンラインアシスタントの仕事は、経理や事務作業をはじめ、人事や労務、Web制作、SNS代行、翻訳業務など多岐にわたります。すべての業務を引き受けるのではなく、専門的な分野だけを担当することができるため、特化したスキルを持っていればオンラインアシスタントとして仕事をすることが可能です。
一方で、営業力やコミュニケーション能力が問われることもあります。時給相場は1,000円~2,000円程度ですが、在宅でもフルタイムで働けば月収25万円程度を稼ぐこともできます。
翻訳
外国語のスキルを活かしたいなら「翻訳」の仕事がおすすめです。
在宅での「翻訳」の仕事には、音声データを翻訳してテキストにまとめたり、外国語のテキストから日本語の記事を作成するなどの仕事があります。また、書籍の翻訳という仕事もあります。
外国語ができる人にとってはスキルを活かせる仕事です。中でもビジネスや医療分野など専門性が高い分野の翻訳は高収入が得られる傾向があります。報酬の目安は、1文字4~15円程度です。
ただし、近年はAI翻訳機の進化により、ただ翻訳するだけではなく、AIで翻訳された文章に誤りがないかを見極める能力や、日本語として読みやすくまとめられるかどうかなどのスキルが必要になってきています。
まとめ
在宅ワークには様々な種類があり、未経験者や初心者でも家にいながら稼ぐことが可能。趣味やスキルを活かして、高い収入を目指すこともできます。経験を積んで、より好待遇な案件を獲得したり単価がアップすれば、収入アップも可能です。まずは、取り組みやすいものに挑戦しみてはいかがでしょうか。